米国トヨタ・レーシング・デベロップメントは15日、今季をもってエンジン提供を行っていたIRLから撤退することを公式発表。シボレーも今季を最後に撤退していることから、インディ500を含めインディカー・シリーズは、来季ホンダのワンメイク体制となる。先にペンスキー・レーシング、チップ・ガナッシ・レーシングなどのトヨタ主力チームがホンダへのスイッチを表明していたことから、2006年シーズン一杯での撤退が早まるのではとの見方があり、トヨタの動向が注目されていた。2003年にIRLへ参戦したトヨタは、初年度にインディ500を制覇。翌2004年には、日本のサプライヤーとして初めてもてぎ戦で勝利を挙げたほか、スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がシリーズタイトルを獲得するなど、3年間で17勝の戦果を残したが、今シーズンはホンダに完全勝利を許す格好になっていた。2005年は3社によるコンペティションが行われていたIRLだが、シボレーが今季で撤退し、来季いっぱいでの撤退を表明していたトヨタが予定を1年早めたことから、来季2006年シーズンのエンジンサプライヤーはホンダ1社となる。
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