【新聞ウォッチ】三菱自動車、三菱グループ主導の再建加速

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2005年12月13日付

●再生好調 三菱自動車、「アウトランダー」2か月で1万台受注(読売・8面)

●三菱自動車株の保有比率34%超えに 三菱重工(朝日・13面)

●擦り傷自然に消える、温度上昇で塗料復元 日産(朝日・13面)

●「愛」尊さ筆にこめる 今年の世相文字(朝日・38面)

●トヨタ「ベア」要求、4年ぶり、1000−2000円軸に(日経・1面)

●商用車販売を強化、日産、店舗に認定制「専門」PR(日経・13面)

●アルゼンチンで二輪車を生産 ホンダ(日経・13面)

●上海に二輪車輸出会社設立 ヤマハ発(日経・13面)

ひとくちコメント

三菱重工業が保有する三菱自動車の優先株の一部を普通株に転換して、三菱自動車への出資比率を15.54%に引き上げたという。これで三菱自動車は三菱重工の持ち分法適用会社になり、05年度下期から三菱自動車の業績が三菱重工の連結決算に反映されることになる。

きょうの各紙が取り上げているが、今回の優先株の転換により、子会社を含む三菱重工、三菱商事、東京三菱銀行の3社の出資比率の合計は34%を超え、三菱グループ主導による再建が明確になる。

一方、新型SUV『アウトランダー』の受注が好調で2カ月で1万台を受注。また、米国MMNAの社長兼CEOにはリチャード・ギリガン氏に変わり、新たに三菱商事出身で海外事業統括部門担当の春成敬常務を送り込むなど再建のカギを握る北米事業を一段と強化する。危ぶまれた三菱自動車の再生もようやく軌道に乗ってきたとみられる。

《福田俊之》

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