日産自動車は、第39回東京モーターショーに出展するコンセプトカー『ピボ(Pivo)』を公開し、アーティストの村上隆氏とのコラボレーションイベントで展示すると発表した。
このコラボレーション展示では、ギャラリーに野菜畑を出現させるなど、独自のインスタレーションとともに、ピボをイメージして村上隆氏がデザインしたオリジナルキャラクター「Pivoちゃん」のイラストや大きなバルーンなども展示する。展示するのは東京都中央区の日産銀座ギャラリーで、10月1、2日に公開する。
ピボは、都市で生活する若い女性の「こんなクルマがあったらいいな」という要望を具現化した、3人乗りのコンセプトカー。日産独自の高性能なコンパクトLi-ion(リチウムイオン)バッテリーとスーパーモーターなどで、将来の電動車両の可能性を示唆した。
キャビンが前後に回転し、ドライバーの行きたい方向に向きを変えられるため、駐車の際などにバック走行が不要。フロントウインドウ両端の支柱(Aピラー)の内側に外の風景を映し出し、死角を軽減するシステムや、ステアリングホイールから手を離さずに、指の本数や動きによって、ナビやオーディオの操作を実現するシステムなど、さまざまなユーザーフレンドリー技術を搭載した。