三菱ふそうトラック・バスは、『ファイター』、『キャンター』、『エアロミディ』、『ローザ』など4車種の原動機に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は03年4月から7月までに生産した8141台。
これらのクルマでは、原動機のカムシャフト駆動用ヘッドアイドラギヤのブッシュの加工が不適切なため、ギヤの固定シャフトとブッシュの間にガタが生じ、シャフトつば部の付け根に過大な応力が発生するものがある。
使用を続けると、つば部が破損してギヤが周辺部品と干渉し、異音が発生したり、またはエンジンオイルが漏れて最悪の場合、ギヤの噛み合いが外れてエンジンが停止し再始動不能となるおそれがある。