【ホンダ シビック プロトタイプ速報】その1 通算8代目はセダンで勝負…こもだきよし

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ホンダのグローバルブランドに成長した『シビック』は全世界で年間60万台生産する規模にまで成長した。単なる日本の大衆車という位置づけでは語れないクルマになったわけだ。

8代目に進化した日本仕様のシビックは、7代目の5ドアハッチバックから大きく方向転換してトランクが付いた4ドアセダンになった。シビックといえばハッチバックという定石は成り立たなくなっている。

2005年2月に開催されたニューヨークショーで北米向けのシビックが公開された。2ドアクーペのスポーティなスタイリングで、イメージとしてはシビックというよりスペシャルティカーである。

さらに3月にはジュネーブショーに展示されたシビックはヨーロッパ向けの5ドアハッチバックだ。

そして日本仕様のスタイリングを最後に新型シビックのラインアップは完結した。仕向け地別にボディデザインまで変える戦略は完全に定着したようだ。日本仕様は北米仕様の2ドアクーペと同じフロントマスクを持つ。だからフロントはヨーロッパ仕様と2種類できたことになる。

日本仕様のシビックはこれまでの5ナンバーサイズから3ナンバーサイズに拡大した。全幅が1695mmから1720mmになったのだ。たった25mmの拡幅であるが、シビックとしては大きな変革である。もう大衆車というカテゴリーには入らないのか。逆に3ナンバーの大衆車があり得るのだろうか。

4ドアセダンといってもこれまでのイメージの3ボックススタイルではない。全体のデザインはモノフォルムになっているからちょっと見はクーペのようだ。Aピラーはルーフからボンネットに向けてかなり寝ながら前に伸びている。滑らかなラインのルーフと傾斜したリヤウインドによって、トラックリッドのデッキ部分は短くなっている。

横から見るとグリーンハウスは小さくドアサイドの面積は広い。そこが間延びしないようにサイドのキャラクターラインが下部に前から後ろまで延びている。

このキャラクターラインは断面が三角形でシャープな形状なので、そこだけ独特の個性を持っている。社内でもここは賛否両論あったという。まあ、目に優しくすんなり見えるデザインより、今は個性が大事な時代だから、シビックといえどもデザイナーは特徴を出したかったのだろう。(つづく)

《こもだきよし》

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