ダイハツ工業の神尾克幸副社長は29日、東京で開いた『ハイゼットカーゴハイブリッド』の発表会見で、好調が続く国内軽自動車販売について、今年は昨年に続いて過去最高を更新するとの見通しを明らかにした。
軽市場は2005年に過去最高の189万台に達している。今年はその反動から若干減少するというのが業界の観測だったが、1−7月は前年比1.5%増の小幅ながらプラスを確保している。
神尾副社長は「190万台を超える展開になる」と予測。来年以降についても「しばらく高水準が続く」との見解を示した。
一方、月次で今年3回販売シェア首位に立ったことについては「ここ数年、スズキさんは登録車や海外事業に相当力を入れ、国内軽自動車への(経営)リソーセス投入がやや少なかった」と分析した。このため「ただちに当社が(年間で)首位になるということにはつながらない」と、慎重さを見せた。