三菱自動車が、トヨタ自動車とのテレマティクス事業での提携を凍結することが明らかになった。
当初の計画では2005年に三菱車に『G-BOOK』対応モデルを設定する予定だったが、これを見送る。今後、G-BOOKの三菱車への設定も未定だ。
三菱自は2003年9月にトヨタとテレマティックス事業で提携した。2005年にトヨタからノウハウの提供を受けて、三菱車にG-BOOK対応したモデルを設定するとともに、三菱自動車は独自の会員制度も新設する計画だった。
しかし、トヨタのG-BOOKの会員数は、テレマティクスで提携しているダイハツや富士重工(スバル)を含めて伸び悩んでいるのに加え、三菱自動車は経営再建のための三菱らしい新型車開発に集中する必要があると判断、G-BOOKの設定は当面見送る。
当初計画していた2005年中の設定は見送るほか、今後の設定の予定も白紙。テレマティクスの会員制度の創設も白紙に戻す。