ホンダ幹部は5日、今秋に全面改良する次期『シビック』について、国内市場向けは4ドアセダンのみの投入とする方針を明らかにした。
1972年にハッチバックを基本モデルとして発売されたシビックだが、日本では伝統の車型がついに姿を消すことになった。セダンのみに絞る背景について「小型のハッチバック市場は『フィット』級が主流となっている」(同幹部)ためという。
シビックは世界で年60万台を生産する同社のワールドカーのひとつ。今回の全面改良ではセダンのほか、3ドアおよび5ドアのハッチバック、さらに2ドアクーペのバリエーションとなる。
このうち、北米はセダンとクーペ、欧州はハッチバックのみと、市場に応じた車種展開を図る。