21日、筑波サーキットで開催されたマーチカップEast Japanシリーズ第2戦、自動車ニュースサイト『レスポンス』などが後援するTeam SPEC7のオプトクラブ・hpマーチ(實方一世ドライバー)が素晴らしいパフォーマンスを発揮、優勝した。
真夏のようなコンディションに多くのエントラントが苦戦するなか、60号の實方選手が予選でトップタイムをマークした。ポールポジションからスタートした決勝でも終始トップを快走、初優勝をポール・トゥ・ウィンで飾った。
予選では8周目にトップタイムを叩き出しポールを獲得。「マシンも良かったし、アタックのタイミングも良かった。素直に嬉しい」と實方選手。「クリアラップが取れれば1列目に入れると思っていた。予定どおり」と高岸監督も好感触。
「ここは抜きどころのないコース。ポールポジションなのでスタートを決めて逃げたい」と決勝レース前に語っていた實方選手は、その言葉どおり決勝は好スタートでトップをキープした。
そして、そのまま逃げ切るかのように思われたものの、後続のマシンがバックストレートで転倒、赤旗中断となり、3周減算の9ラップでレースは仕切り直し。
しかし、「リズムを崩さないようにレースが中断してからも集中していた」と語る實方選手は2度目のスタートでもトップをキープ。最後までポジションを守り、今シーズン初優勝を獲得した。
「後ろを見ないようにして集中して走った。開幕戦で失格になっていただけに、ここで勝てて嬉しい」と實方選手。
高岸監督も「いい形で終わることができた。しっかり準備をして次戦もいいレースをしたい」と語り、Team SPEC7にとって次戦に繋がる勝利だ。