三菱ふそうトラック・バスは『スーパーグレート』の制動装置と緩衝装置に不具合があるとして、リコールを届け出た。対象は03年5月から04年12月までに生産した6578台。
これらのクルマでは、スプリング式駐車制動装置のエアブレーキホースの取り回しが不適切で、ホースが空気ばねと干渉するものがある。
使用を続けるとホースが損傷し、最悪の場合、エアが漏れ、駐車ブレーキが作動するおそれがある。
また後軸4バッグ式空気ばね緩衝装置付車両で、空気ばねに誤った部品を組み付けたため、空気ばねのダイヤフラムとスタビライザブラケットのすき間が少なく、干渉するものがある。
使用を続けると、ダイヤフラムが破損しエアが漏れてエアサスペンションの警告灯が点灯し、車両が傾斜して走行安定性が損なわれるおそれがある。