【D視点】日産デザイン2005年のゆくえ…ムラーノから

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★日産デザインはルノーデザイン、その真実は

去る9月2日のムラーノ発表と同時に、5車種の新型車が披露され、4車種はすでに市場に投入された。日産デザインを占うには充分なラインナップだ。

2004年9月30日、『ティーダ』発表。『サニー』クラス。どこかルノー『メガーヌ』の日本版のような2BOXスタイル。10月29日には、ティーダのセダン版『ティーダラティオ』が発表された。サニーの後継としては、この方が近い。

10月14日、『フーガ』発表。『セドリック』、『グロリア』クラス。このクラスにしては珍しく垢抜けしたスポーティーなグローバルサルーン。セドリック、グロリアのユーザーを上手く引き継げるかが課題。

12月2日、『ラフェスタ』発表予定。『リバティー』クラス、出遅れ感のあるこのクラスのブランド確立の期待を込めた、お洒落で優しいミニバン。

しんがりは、2005年1月中旬発表予定の『ノート』。これで『マーチ』3人兄弟と言いたいが、ホイールベースの長さでみると『パルサー』クラスになる。シェア争いの力強い助っ人となるか。

これらのクルマの共通点は、クリーンな面と直線的なキャラクターライン、そして釣りあがった多角形の大型ヘッドランプを擁したフロントマスク。新しい日産は統一されたデザインアイデンティティーでユーザーに迫る作戦だろう。

自転車に乗り始めたころ、電柱を気にしたとたん、引き込まれるように電柱に衝突してしまったのを思い出す。日産のデザイナーはルノーに似ないように苦労しているようだが、気にすればするほどルノーのデザインに近づいてしまいそうだ。

しかし、これも一概に悪いとは言えない。迫力競争に明け暮れしている汗臭いドイツのデザインから脱出して、モダンでインテリジェントを感じるルノー風のデザインが広がれば、人々に優しいゆとりの気持ちが生まれるかもしれない。

★アメリカンなクロスオーバーSUV『ムラーノ』
★日産デザインはルノーデザイン、その真実は
★エイリアンが日本の自動車産業を圧倒するか

《松井孝晏》

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