『ベリーサ』をベースに80年代のレース参加車両を彷彿とさせるデザインに仕上げたのが、マツダ「ベリーサTS」(TS=トライアル・スポーツ)コンセプト。東京オートサロン(1月14日-16日幕張メッセにて開催)に出品される。
鮮やかなオレンジのボディに、ブラックの大型オーバーフェンダーを装着。砲弾型ドアミラーを採用し、タイヤにはピレリ『P6000』を選択するなど、当時の雰囲気を持つアイテムを多数く用意している。
その一方で、ボンネットにカーボンを採用するなど、現代のトレンドも盛り込まれている所が面白い。
インテリアもユニーク。インパネにはボディと同じ、オレンジのパネルが装着されており、シート表皮は、昔懐かしい白黒のチェック柄とブラックレザーが採用されている。センターコンソール中央にアナログの3連追加メーターを装備したかと思えば、インパネ右上にはフロントガラス照射式のデジタルメーターを用意するなど、過去と現代が“見事にミスマッチ”したインテリアになっている。
70年代から80年代にかけて、峠やサーキットを走った経験のある人なら、懐かしさを感じずにはいられないチューニングカーだろう。