国土交通省は、2003年度のリコール届け出内容とその傾向を分析した結果を公表した。
結果によるとリコール届出件数は204件で、前年度の170件と比べて20%増となり、過去最高だった2000年度の176件を超えて過去最高を更新した。ただ、2004年度は三菱自動車、三菱ふそうによってすでに10月末で294件で過去最高をさらに更新している。
対象台数が441万6000台で、同40%増と過去最高。車種別では乗用車が118件、貨物車が61件、二輪車が34件だった。
国産車は123件、輸入車が81件だった。国産車の不具合発生は設計に問題があったのが82件と全体の60%を占める。製造に関するものは55件だった。不具合初報からリコール届出までの期間は平均10.3カ月で、前年度比1.1カ月伸びた。