スズキは新型『スイフト』(1日発表・発売)の開発にあたり、ヨーロッパをメインステージとして走行性能の熟成を図った。
スズキの開発拠点があるハンガリーのテストコースをはじめ、ドイツのアウトバーンを含む多くの国の高速道路や一般道でも熟成のためのテストを繰り返した。
テストは社内の実験ドライバーだけでなく、ヨーロッパではメジャーな存在であるプロのフリードライバーの参画も得て行われた。
近年、新型車の開発期間は年々短縮傾向にあり、現在は10カ月台が普通となっているなか、スイフトの開発には2年が費やされた。クルマのテイストを大きく左右するチューニングを、格別入念に行ったことの証左といえるだろう。