これまでも報じてきたとおり、11月1日から施行される改正道路交通法では、クルマを運転中に携帯電話を“手に持って使うこと”が禁止される。クルマを運転中にどうしても携帯電話を使いたい…という場合には、ハンズフリー導入が必要となる。
イヤホンマイクを導入するというのが一般的だが、接続コードが腕に絡み付いて煩わしいし、決してスマートとはいえない。そこでお勧めするのは、カーナビを買い換える際に、ハンズフリー機能を持ったものを導入してしまうということだ。
ところがいざ探してみると、ハンズフリー機能を有したカーナビが、意外に少ない。そのいずれも携帯電話を接続する目的は「通信を使って情報を取得すること」であり、ハンズフリーは付加機能のひとつとして位置づけられている。
現状で入手できるハンズフリー機能が付加されたナビは、カロッツェリア『HDDサイバーナビ』の4機種(モニター無し22万0500円−インダッシュモニター付き38万8500円)、三菱電機『CU-H9000』の3機種(モニター無し18万9000円−インダッシュモニター付き31万2900円)、ケンウッド『HDZ-2510iS』(モニター無し17万3250円)、そしてアルパイン『NVE-N555SS』(モニター無し16万6950円)となる。
各社ともハイエンドモデル中心となるが、着信してきた電話の番号をナビのモニターで確認できるなどの使い勝手は、後付のハンズフリーのみのシステムに勝る部分だ。