「ウェルキャブ・コンセプト」は、福祉車両「ウェルキャブ」のラインナップの広さでは定評のあるトヨタ自動車が提案する“新コンセプトの自操式福祉車両”だ。ベース車両は助手席スライドドアの『ポルテ』で、運転席側もスライドドアを装備した。
プレスデイ:11月2日、一般公開:3日から7日まで、千葉・幕張メッセで開催される東京モーターショーに参考出品。
運転席、助手席ともに介助なしで車いすのまま乗降可能とする機能を備え、身体障害者が自らの運転で、自由で快適な移動をパートナーと満喫できるというのが狙いだ。
ボディの左右両側に大開口電動スライドドアを備え、運転席は専用車いすのままで電動リフトによる乗降が可能。助手席は車いすとして使える着脱式の電動リフトアップシートとし、運転席と同様に電動リフトによる乗降を実現した。
ほか、電子式フレンドマチックによるブレーキやアクセル、パワーステアリングなどの操作荷重を軽減。各種スイッチ類も集中配置型にレイアウト変更し、ハンディキャップドライバーの運転のしやすさを追求している。