F1日本GP(10日決勝)を前に5日、B・A・R・ホンダ関係者が、東京都内のホテルで記者会見を開催した。木内健雄(本田技術研究所、F1プロジェクトリーダー)はマシンの完成度を尋ねられ、「60%」と答えた。
木内リーダーは、「シーズン前の公約のうち“ひとつ勝つ”というのが達成されていないが、チームやドライバーも含め総合力が上がっている。日本GPはホームレースということもあり、今年、最高のレースといわれたい。鈴鹿用パッケージを用意し、総合力を100%出したい」という。
「ホンダはこの40年間、チャレンジングスピリットで動いてきた会社だ。それを皆様にお見せすることも大事だし、お見せすることのできるホンダを誇りに思う」と語った。
木内リーダーはマシンの完成度について尋ねられ、基本骨格・基本ディメンジョンができた状態だという。「今シーズン中は無理でも、来年はもっと良くなる。あれもしたい、これもやりたいと思っている。盛り込む“タマ”はまだまだあるし、アイデアは枯れていない」
「マシンもドライバーも伸び盛りだ。伸び代があるという意味で、完成度は60%」