オペル『アストラ』には、今回初めてホットモデルとなる「2.0ターボスポーツ」が設定される。VW『ゴルフGTI』に真っ向勝負を挑むモデルで、オペルがファミリカーの枠に留まらないということを知らしめるためのイメージリーダーモデルでもある。
日本GMでオペルのマーケティングを担当する駒見吉宣さんは「これまでにもオペルは『スピードスター』を限定発売するなどしてきましたが、『カリブラ』や『ティグラ』など、元気のいい走りをできるモデルを知る人からのMT車導入の要望が強かった」と語る。
続けて、「そして“スピードスターのようなモデルではなく、量販車種でやってくれ”と言われてきました。オペル=ファミリーカーというイメージは意外に強く、今回はこれ崩す意味もあり、ちょっと過激なモデルも持ち込むことにしました」と説明する。
2.0リットルのターボエンジンを搭載し、最高出力147kW/200ps、最大トルク262Nmと、ライバルのゴルフGTIと似たスペックを持つ。
現状では新型ゴルフGTIの日本導入は時期が明言されていないが、アストラのホットモデルは「来年1月からデリバリー開始」ということが明らかにされている。今から予約すれば、来年の初めには確実に入手できるというわけだ。
ゴルフGTI対策ともいえるが、駒見さんは「某社の“R”がつくモデルのユーザーにも、次期導入モデルとして検討してほしい。ターボの加速感は楽しいですよ」と説明している。