【新聞ウォッチ】盗難車防止対策、国交省があの手この手

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年9月29日付

●リコール隠し、発覚後も“ヤミ改修”三菱ふそう、座席欠陥バス30台(読売・1面)

●三菱自動車、7車種1万0800台リコール、欠陥隠し分「終了」(読売・37面)

●ゆうパック・ローソン提携ヤマト、公社を提訴「独禁法違反」(朝日・1面)

●トヨタ、新型ミニバン「アイシス」発表、「使い勝手追求場」(朝日・13面)

●三菱ふそうの新型車3種、国交省、発売を認める(朝日・38面)

●車ドロ撃退、壊れる封印 ナンバープレート、国交省が改良(朝日・39面)

●11月にモーターショー開催、概要発表(毎日・8面)

●新日本石油、11月ガソリン値上げ(毎日・9面)

●NY原油50ドル突破、新車販売も減速(東京・9面)

●「交通違反の方、こちらでお金を」裁判所で罰金詐欺、水戸地裁、125万被害、職員装う(東京・31面)

●都のディーゼル車規制1年、首都大気浄化の兆し(東京・31面)

●三菱自動車、欠陥ハブ母子死傷、2被告、無罪主張へ、あす初公判(東京・31面)

●日本の為替介入再開ビッグ3「反対」米政府に書簡「円安誘導で打撃」(日経・9面)

ひとくちコメント

ナンバープレートを付け替えた盗難車による犯罪が急増しているが、国土交通省はプレートを勝手に外そうとすると封印が壊れる新しい仕組みに切り替える方針という。きょうの朝日が社会面で取り上げている。

記事によると、プレートの封印は、交付されたナンバーを車両後部に取り付ける際に、固定するネジを覆う形で取り付けられる。アルミ製で、車検場の名前の頭文字が刻まれており、勝手に取り外すと道路運送車両法違反で6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金になる。しかし、現行は特殊な工具を使うと傷つかずに簡単に取り外しができるという。

このため、新型の封印は、先端の部分を工夫して、引き抜こうとすると壊れてしまう「自己破壊型」に変えるというもの。すでに関東地方の自動車検査場などで導入を始め、年内に全国で車検時などに新しい型の封印に切り替える方針。

最近は知能犯も急増しているが“技術革新”と“創意工夫”による知恵比べも一筋縄ではいかないようだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集