トヨタ自動車は25日、ハイブリッドセダン『プリウス』の高性能仕様「プリウスGT」を発表した。最高出力145HP、0-100km/h加速は8.7秒、それでいて燃費はノーマル仕様とほぼ変わらないという。
今週末イギリスで開催されるモータースポーツイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」のオフィシャルカーとして使用されるほか、F1マシン「TF104」とともに展示される車両もある。グッドウッドにハイブリッドカーが参加するのは初めてだそうだ。
プリウスGTの内燃機関エンジンは、『ヤリスTスポーツ』(日本で『ヴィッツRS』)の1.5リットルエンジンに換装され、出力は77HPが99HPにアップ。高圧電気回路もストリート仕様の500Vが550Vに強化され、モーター出力は68HPが82HPになった。
パワートレインの最高出力は145HP(量産仕様:110HP)に達し、トヨタでは「電動スーパーチャージャーとたとえられる」と語る。また出力の増強だけでなく、サーキット走行にふさわしいレスポンスにチューンしてあるという。
ボディやシャシーも相応にチューンしてあり、市販仕様に比べて180kgの軽量化が施されている。プリウスGTの0-100km/h加速は8.7秒、市販仕様は10.9秒だ。
トヨタによるとこのプリウスGTの量産計画やモータースポーツ活動は予定されておらず、ハイブリッドの可能性を訴求することが使命とされている。しかし1月の東京オートサロンでの『プリウス・サーキットバージョン』の地味な展示と比べると、メーカーの力が入っているように思える……。

 
    


 
           
           
          
 
           
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