東京モーターショーを主催する日本自動車工業会は、乗用車と商用車ショーが再び統合される2007年のショーについて、展示場不足を解消するため暫定的な施設の設置も検討することを明らかにした。
東京ショーは1999年から乗用車・2輪車と主体としたショーと、商用車を主体としたショーとを毎年(隔年交互)開催してきた。しかし、今年の「働くくるまと福祉車両」を最後の商用車ショーとし、07年には再び総合ショーに戻すことを決めた。
問題は会場の幕張メッセ(千葉市)の展示スペースで、分離開催に至ったのも外国メーカーから展示スペース不足への不満があったからだ。自工会では、恒常的な施設の増設は無理としても、ショーの会期中に限定した展示場の確保などについて千葉県や千葉市と協議していく方針だ。