カリフォルニアのマーケットリサーチ会社、ストラテジック・ビジョン社が行った2004年モデルのトータル・クオリティ・インデックス調査の結果が発表された。ユーザーに所有するクルマの「良い点」「悪い点」を挙げてもらい、そのバランスでユーザーの車に対する総合的評価を判断する、というもの。その結果、「良い点」が「悪い点」を大幅に上回り、もっとも「ターゲットとするユーザーに対して品質の高い車」とランク付けされたのは、キャデラック『XLR』ロードスター。しかし個々のモデルではなくメーカーとして見ると、評価が高かったのはVW、日産、ホンダ、続いてGMという結果。GMの向上には目を見張るものがあるが、まだ最高点には到達していない、という評価となる。またヒュンダイは『サンタフェ』がスモールSUVのカテゴリーでトップになる、など前年度と比べての躍進が目立った。逆に前年度と比べて評価が下がったのはトヨタ、BMW。特にBMWはトータル・クオリティ・インデックスにおいては長年メーカーとしてトップの座を守っていたが、新型モデル(特に『5シリーズ』、『7シリーズ』)のスタイリングに対する不満、ドライブシステムの「分かりにくさ」などが評価を下げた原因、と見られている。
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