【WRCキプロスラリー】プジョー、グロンホルムがトップに

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WRC世界ラリー選手権第5戦、キプロスラリーは16日にフィニッシュ、プジョー「307WRC」に乗るマーカス・グロンホルムが総合優勝した。今シーズンから投入された307WRCはこれが初勝利、グロンホルムはドライバーズランキングのトップになった。

2位はセバスチャン・ローブ(シトロエン・クサラWRC)、3位はマルコ・マーチン(フォード・フォーカスRS・WRC04)。スバル(インプレッサWRC2004)の2人はポイント圏内、ペター・ソルベルグは6位、ミッコ・ヒルボネンは7位で終了。三菱自動車(ランサーWRC04)のジル・パニッツィ、クリスチャン・ソルベルグはともにレグ2でメカニカルトラブルによりリタイアした。

キプロスラリーはWRCでも過酷なイベントとして知られる。きついヘアピンカーブ、岩だらけの路面、30度を超す気温。

グロンホルムはレグ1・SS4で首位に立つと、そのまま危なげなく、2位に1分近くの差を付けて逃げ切った。307WRCは初日の午後、クラッチにマイナートラブルを発生したが、順位には影響せず、信頼性を発揮した。

「すばらしいラリーだった」とグロンホルム。「ここで307の初勝利を収められたことは光栄だ。今回はすべてがうまく行った。クルマはおおむね信頼できたし、我々もミスを犯さなかった。チーム全員がこの勝利にふさわしい働きをした」

《高木啓》

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