【新聞ウォッチ】三菱自動車の次期社長、火中の栗を拾うのは誰か?

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【新聞ウォッチ】三菱自動車の次期社長、火中の栗を拾うのは誰か?
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2004年5月17日付

●三菱自動車再建、社長、多賀谷氏で調整、削減上乗せ、9000人規模(読売・1面)

●日本けん引新産業、300兆市場育成戦略、燃料電池、ロボットなど7分野選定(読売・2面)

●天竜川増水で58人救助、モトクロス大会参加者、中州に取り残され(読売・39面)

●プラズマパネル、松下が世界最大工場、尼崎に、来秋から月産25万枚(毎日・3面)

ひとくちコメント

月曜日は企業ニュースが極端に少ないが、きょうの読売は1面トップが「UFJ大幅赤字に」、そして、準トップが三菱自動車の再建関連の話題を報じている。

読売によると、三菱自動車の次期社長に同社の多賀谷秀保・執行役員を昇格させる方向で最終調整しているほか、業員の削減目標は当初の計画の約1割削減よりも上乗せし、約2割に当たる約9000人規模の人員削減に踏み切るという。

三菱自動車は、今週21日にも見直し再建計画と新経営体制を発表する予定だが、岡崎洋一郎会長が兼務する社長のポストを生え抜きから選出する方針を打ち出している。社長候補としては多賀谷氏のほかに、貴島彰・常務執行役員も有力視されており、調整が難航している。

5月上旬までの三菱自動車の国内販売状況は前年同月比70%減、火中の栗を拾いたがらない気持ちはよくわかる。

《福田俊之》

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