2004年FIAクロスカントリーラリー・ワールドカップ第2戦チュニジアラリー(正式名称ラリー・オプティック2000チュニジア2004)は三菱自動車ディーラーチームから『パジェロエボリューション』で参戦したステファン・ペテランセルが総合優勝に輝いた。
チュニジアラリーは12日、最終・第7レグのラス・エル・ウエドからトズール間の総走行距離505km(うち競技区間282Km)を走り、7日間のラリーを終了した。
ペテランセルと同じ三菱自動車ディーラーチームから参戦した増岡浩は、6日の第1レグで発生したクラッチトラブルのため、早々と優勝戦線から脱落。それでも第2レグスタート時点の最下位から31位に順位を上げての完走となった。上位10台中4台を三菱自動車が占めた。
アフリカ大陸北部、地中海に面するチュニジア。第23回となる今大会は同国内南部の砂漠をめぐる7レグ、全行程2234km、うち競技区間1973kmで行われた。パリダカで使われた厳しいステージも多く、路面は本格的な砂丘から岩場まで多彩だ。パリダカを凝縮したようなイベントとの評もある。
■最終総合成績
順位:ドライバー(車両)/タイム
1:S. ペテランセル(三菱パジェロエボリューション) 21時間02分49秒
2:A. ムタウェイ(BMW・X5) 1時間14分13秒※
3:S. アンラール(VWターレック) 1時間37分17秒
4:J-L. モンテルド(三菱パジェロ) 2時間30分24秒
5:G. ランサック(PRO-TRUCK) 2時間41分41秒
6:D. ウズィオ(三菱パジェロ) 2時間47分25秒
7:L. コモルニッキ(三菱パジェロ) 2時間56分02秒
8:J-F. ギノー(BUGGY Maxi Raid) 3時間36分20秒
9:I. パティシエ(日産テラノ) 3時間45分54秒
10:ベルクート(日産パトロール) 4時間47分44秒
31:増岡浩(三菱パジェロエボリューション) 10時間31分37秒
※2位以下のタイムはトップとの差