気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2004年4月6日付
●大詰め三菱自動車再建協議、ダイムラー世界戦略の瀬戸際、三菱グループ現経営陣に不満も。2兆円の増資まで対応(読売・10面)
●現地生産車売りタイ、バンコク国際モーターショー(読売・10面)
●燃料電池車にボクの絵、ダイムラー・クライスラー日本がブリヂストンに納車(読売・10面)
●ワールドスポーツ、琢磨しい男F1第三戦、ラルフの幅寄せ「アタマにきた」(読売・17面)
●三菱自動車、欠陥の資料大半、未報告。02年事故後国監査に、リコール回避狙いか(朝日・1面)
●水力利用し水素供給、ホンダ、燃料電池車で実験(毎日・8面)
●交通安全ポスター入賞作、人にも車にも優しく(毎日・13面)
●新車販売、2年ぶり減、小型振るわず、軽は4年ぶり増、15年度国内(産経・10面)
●4輪への駆動力配分、コンピューター制御、ホンダ新システム開発(産経・10面)
●「鈴鹿8耐」トラ参戦、「80」岡田号「77」星野号、マシンも黄色+黒(毎日・26面)
●三菱自動車臨時役員会、4000億円増資内定、「パジェロ」生産中止も(産経・1面)
●中国、中古車市場が拡大、価格下がり購入層若年化(産経・6面)
●「ディーゼル車規制」実施から半年、大気スッキリ、課題クッキリ(産経・27面)
●「外交官殺害」警視庁、車を検証、撃ち込まれた銃弾36発(産経・31面)
●トヨタ、外国人役員5人に、6月に2常務役員登用(東京・8面)
●ものづくりとIT昔から融合、マツダの井巻社長(東京・9面)
●交通違反は死亡事故に直結、当事者の6割、過去の“常習”警視庁調べ(東京・26面)
●日中自動車協議、日本、規制緩和促す、市場開放ノウハウ伝授へ(日経・7面)
●自動車・部品輸出、中国、10兆円目指す、2010年に、業界再編し競争力(日経・7面)
●野村・トヨタ系カード提携拡大(日経・7面)
●ダイハツ、副社長にトヨタの箕浦氏。社長含みで迎える(日経・14面)
●トヨタ系部品メーカー工場、中国・広州に殺到、2006年完成車生産にらむ(日経・15面)
●タイ合弁経営権日産が取得発表(日経・15面)
●自動車税コンビニ納付、まず都がスタート(日経・35面)
ひとくちコメント
6月の定時株主総会を控えて、トヨタ自動車の役員人事がマスコミにも漏れ伝わってきた。きょうの日経が、箕浦輝幸専務をダイハツ工業の次の社長含みで副社長に送り込む人事を固めたと報じている。
箕浦氏といえば、トヨタで調達や北米生産を担当するなど、ポスト張社長の有力候補の1人でもあった人物。もっとも、ダイハツは、同じくトヨタから国内営業を担当する神尾克幸専務を迎え入れているが、いずれにせよ次期社長レースはトヨタOBで競われることになる。
また、東京によると、外国人役員を新たに2人登用し、計5人とする方針を固めたという。通年、トヨタの人事は一部の地元経済紙などが取り上げ、連休前までに全容が明らかになるが、現時点では張社長の“続投”もはっきりと固まったわけではない。