スズキが、デザイン権や商標権を侵害されたとして、中国の二輪車メーカーを相手取り訴訟を起こしたことが分かった。スズキによる中国コピー二輪車の提訴は、ヤマハ発動機やホンダに続くもの。
同社は、自社の二輪車と酷似したデザインの製品を製造・販売したとして、江蘇省無錫市のメーカーと上海市の販売会社を提訴し、製造・販売の停止と謝罪広告の掲載を求めている。また、同社の商標に良く似た表示を使用したとして、福建省の二輪車メーカーを提訴した。
中国のコピーバイク問題をめぐっては、ヤマハ発動機が商標権を侵害されたとして現地メーカーを提訴し勝訴している。また、ホンダはデザイン権を認めるよう行政訴訟を起こし、二審で勝訴している。