気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2003年11月6日付
●トヨタ売上高8兆円突破、9月中間期営業利益も過去最高/止まらぬトヨタ(読売・1、3面)
●トラック買い替え無担保融資みずほ銀、埼玉りそな銀/ディーゼル車規制強化(読売・8面)
●東京モーターショー閉幕(読売・8面)
●三菱自動車の燃料電池車、走行認可(読売・8面)
●視点/道路公約の穴、自動交通の総量抑制策が自民、民主とも欠けている(読売・15面)
●タカラ車用品販売のワコー買収へ(朝日・13面)
●トヨタ、中国でSUVの3車種車発売(朝日・13面)
●ブリヂストン栃木工場火災、溶接作業が出荷原因(毎日・28面)
●全日本トラック協会 高橋喬郎会長に聞く。排ガス規制対応に資金援助を(産経・8面)
●マツダ中国生産10万台、来年第一汽車に委託拡大(日経・13面)
●欧米大手も中国で増産へ、GM1.5倍、VW倍増(日経・13面)
●日経地球環境技術賞 ダイハツなど表彰(日経・13面)
●トヨタのCM曲をCDに(日経・15面)
ひとくちコメント
千葉市の幕張メッセで開かれていた第37回東京モーターショーが閉幕した。今日の各紙が経済面で取り上げているが、総入場者数は当初目標の140万人を上回る142万0400人となった。
閉幕直前には日米財界人会議に出席していた自工会の宗国旨英会長が、帰国したばかりの成田空港から直接会場入りして記者会見を行ったが、「過去12年間続いていた来場者の減少傾向に歯止めがかかった」とホット一息。
増加に転じた理由については「出品各社の環境・安全・IT技術など、バランスのとれた多彩な展示内容とエコカーに同乗試乗する環境体験ランドや18テーマものシンポジウムの開催などお客様参加型の特別企画が評価された」と語っていた。
次回の東京モーターショーは、来年の11月2日から開催予定の商用車ショーだが、タイトルも「働くクルマと福祉車両」とモデルチェンジする。今回の乗用車ショーの勢いを継続するためには新たな仕掛けが要求される。自工会スタッフの腕の見せ所である。