スズキは空間を持ち運ぶという発想から生まれたコンセプトカー『Mobile Terrace(モバイルテラス)』を展示した。グラスエリアを広くとった3列シートの燃料電池自動車となっている。
全長4mのボディは前後左右の面の半分以上がグラスエリアとなっている。左右のドアは観音開きで大きく開き、開口部は床がせり出してくる仕組み。この状態をスズキでは「まわりの自然との境を取り払った」と表現しており、6席がすべて独立した3列シートの1列目と2列目は左右のいすが中央に向かい合わせにできる。
また、床を広げたオープンテラス状態では、23インチの大型モニターを使ったインパネがそのままテーブルモニターにとなる仕組みも持っている。
なお、Mobile Terraceで採用する燃料電池システムはGMの「Hy-Wireプラットフォーム」となっている。