ホンダは17日に発表した新型『オデッセイ』から、渋滞予測機能をもったナビゲーションシステムを設定、順次適用車種を拡大していく。同社の行うテレマティクスサービスである「インターナビ・プレミアムクラブ」によるもので、ハードディスク(HDD)方式のカーナビゲーションシステム搭載車を対象としている。自動車メーカーとしては世界初の実用化となる。
渋滞予測は、VICS情報データをホンダのインターナビ情報センターに蓄積、交通状況を高精度に予測して最適なルートや到着予想時刻などを提示する。VICS情報の開放と加工が昨年から認められたため実現した。
ホンダは、昨年10月のプレミアムクラブを発足した時点から「情報の蓄積を行ってきた」(今井武インターナビ推進室長)。先月から開始したフローティングカー情報サービスの「プレミアムメンバーズVICS」などと併せて提供する。
今井室長によると、「通常のナビに比べて、到着予測時刻の精度は20%程度向上した」という。