【東京ショー2003出品車】どう見てもハリアーハイブリッド……トヨタ『SU-HV1』

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【東京ショー2003出品車】どう見てもハリアーハイブリッド……トヨタ『SU-HV1』

トヨタブースに並ぶハイブリッド駆動コンセプトカーの中で唯一、現実性を感じるモデルが『SU-HV1』。3.3リットルV6のガソリンエンジンと強力パワーを発生する電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを、『ハリアー』のボディに搭載している。

搭載するハイブリッドシステムは、名称こそ「THS-IIシナジードライブ」と新型『プリウス』に採用しているユニットと変わらないが、ハリアー、いや、SU-HV1では力強い走りを実現するためにV6の3.3リットルエンジンと、120kWを越える大出力フロントモーターのハイブリッドシステムを搭載。

また、エスティマハイブリッドのように「E-Four」(電気式4WD)を採用しているので、後輪には、前輪用とは別に50kWのモーターも装着している。ハイブリッドシステム自体も、新しいニッケル水素電池やパワーユニットを採用するなど、一段と進化している。

と、スペックだけ並べても「凄さ」がわからないかもしれないが、新型プリウスのスペックが1.5リットルエンジン+68kWのモーターといえば、このSU-HV1の持つ強力パワーがいかに大きいかわかる。

SU-HV1が、これまでのハイブリッドカーと異なるのは、ベースモデルを上回る大きなパワーを手に入れていること。つまり、トヨタの今後のハイブリッド戦略して、「大きなパワーを得るための手段」としてもハイブリッドを活用してくることが想像できるのである。SU-HV1でいえば、「BMW X5 4.4iの走行性能と、ヴィッツ4WDモデル並の燃費を両立」(解説資料)しているというから驚きだ。

ちなみに、トヨタは来年中に、ハリアーをベースにしたハイブリッドモデルを発売することを正式にアナウンスしている。そしてSU-HV1はハリアーをベースにしたハイブリッドカー。……というわけで、SU-HV1は、市販予定のハリアーハイブリッドだと思っていい。

ただし、20インチのタイヤ&ホイールや前後バンパー、ライト類などエクステリアはショー用に厚化粧しているから、正確にはエクステリア以外はハリアーハイブリッドということになる。

《工藤貴宏》

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