気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年12月6日付
●トヨタ、トーメン支援増強へ、出資比率20%で調整(読売・10面)
●ホンダ、3代目アシモ、顔で識別名前呼ぶ(読売・10面)
●道路公団改革、委員長、両案併記を提示、最終報告案、5委員強く反発(朝日・1面)
●高速バイク2人乗り解禁、改正案成立目前、自民一部が反発(朝日・4面)
●走るホンダ、追うトヨタ、フィット年間販売首位に王手(朝日・13面)
●自動車業界、グリーン税縮小に反発、「売れると負担重くなる」(朝日・13面)
●神戸製鋼、クルマの鋼板、高張力に特化(朝日・13面)
●インドネシア、テロの可能性、トヨタ、マック爆発(東京・1面)
●ホンダ車「最も環境にやさしい」2位トヨタ、3位日産、米市民団体が認定(日経・13面)
●ダイハツ「ムーヴ」、軽自動車の11月販売、首位(日経・13面)
●マツダ「タイタン」リコール届け出(日経・42面)
ひとくちコメント
環境問題に関心を持つ米国の市民団体「憂慮する科学者同盟」(UCS)が、米国市場で販売を競っている6大自動車メーカーのうち、ホンダが「最も人や地球に優しいクルマ」を作っていると認定した。2位はトヨタ、3位は日産で、上位を日本車メーカーが独占している。きょうの日経などが取り上げている。
この団体は、健康に悪い窒素酸化物や非メタン有機ガスなどと、地球温暖化の原因となる二酸化炭素やメタンなどの排出量を全車種で調べて順位を決めたという。
先日、トヨタとホンダ両社は究極のエコカーである燃料電池車を世界に先がけて同時市販するなど、環境対策を積極的に取り組んでいる姿勢をアピールしたばかりだが、米国の市民団体の目からはホンダが一歩リードしていることになる。