経済産業省、国土交通省らによる「高濃度アルコール含有燃料に関する安全性等調査委員会」は、あらためて「ガソリン用自動車にアルコール含有燃料を使用することは、燃料系統部品を腐食・劣化させる危険性が存在し、安全上問題」とする最終報告をまとめ、両省は法規制や新燃料を発売する場合の安全性検討体制について検討に入った。
これに対し、アルコール系燃料大手のガイアエナジー社は「昨年、燃料が原因で車両火災事故が起こったとの報道がなされた後、火災事故等は一件も発生していない」と、あらためて燃料の安全性を強調しつつ、新燃料の安全性を客観的に検討する体制作りを「アルコール燃料の健全な成長につながる」と歓迎するコメントを出した。