ケンウッドは1日、主力とするモバイル事業においてHDDカーナビなどの秋冬モデルを発表、10月中旬より順次発売する。マルチネットワークHDDナビゲーションパック『HDZ-2570iTS』はセコムの「ココセコム」に対応し、盗難監視システムをカーナビで実現した。
HDZ-2570iTSではカーナビの位置登録情報とココセコムを連動させ、ナビ上であらかじめ設定した地点に駐車すると自動的に「セキュリティモード」に移行し、ココセコムが設定状態になる。またナビからの電源でココセコム本体電池を充電する。なおココセコム本体、バッテリー、カーナビ接続用機器はセコムが販売元となる。
ココセコムは、自動車の不正な移動をセンサー機能で感知すると、携帯電話の電波でオペレーションセンターに異常信号が送信され、センターからオーナーに連絡されるサービス。そして移動されたクルマの位置をGPSと携帯電話の電波で検索する。
カーナビ機能としては、航空写真をもとにした地図表示「スカイクルーズビュー」(全国16地域)などが特徴。
価格はHDZ-2570iTSが24万円、ディスプレイを省略したマルチネットワークHDDナビゲーション『HDZ-2500iS』は16万5000円。