クライスラーグループでは2003年をメドにガソリン/電気ハイブリッドのダッジ『デュランゴ』を販売する計画だったが、この計画そのものが廃棄されることになった。
デュランゴ・ハイブリッドが中止になった背景には、デュランゴが元々SUVとしては燃料タンクが小さく、モデルチェンジを迫られていたことが大きい。つまりエンジンルームそのものを作り直さないとバッテリーを入れるスペースが取れない、という技術上の問題だ。
しかしクライスラーがデュランゴ・ハイブリッド計画を発表したのは2000年。当時はデュランゴの全販売台数の15%をハイブリッドにする、と強気だった。クライスラーでは「ハイブリッド計画そのものをあきらめたわけではなく、2003年にハイブリッドカーを生産する計画は変わらない。ただ車種がどうなるかが未定」とコメントしている。
フォードも『エクスプローラー』のハイブリッド計画を白紙に戻した現在、やはり大型SUVのハイブリッド化にはまだまだ時間がかかる、といわざるをえないようだ。
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