【新聞ウォッチ】ホンダ労組、今春闘でボーナス要求も過去最高

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【新聞ウォッチ】ホンダ労組、今春闘でボーナス要求も過去最高
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気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2002年2月5日付

●ホンダ、欧州子会社で580億円減増資、早期の黒字化めざす(朝日・10面)

●国土交通省調べ、バス・タクシー新規参入は13社、営業規制緩和の初日届け出(朝日・34面)

●豪州、自動車関税引き下げ見送りへ(日経・11面)

●ダボス会議閉幕、混とん「テロ後の世界」(日経・8面)

●ホンダ労組、今春闘で年間一時金6.3カ月要求(日経・11面)

●ジャトコ・トランステクノロジーが「ジヤトコ」に社名変更(日経・12面)

ひとくちコメント

株価、国債価格の急落、円安の加速。「トリプル安」という最悪の経済環境なかで本番を迎えた2002年春闘。「賃上げ」どころか「賃下げ」やワークシェアリングの導入など後ろ向きの労働環境条件が焦点となっている。

だが、きょうの日経によると、ホンダの労組は今春闘の要求について賃金のベースアップ(ベア)は、昨年要求の半額である1000円と控えたものの、ボーナス(年間一時金)は6.3カ月とする執行部案を固めた。

昨年要求の6.0カ月を0.3カ月上乗せし、過去最高の妥結水準と同レベルに設定している。一時金は『フィット』の快走などを反映し業績好調を踏まえたものとみられるが、きょうは2001年度の第3四半期の決算が発表される。

唯一、お荷物の欧州統括子会社も3億ポンドの減増資を実施し「財務状況を好転させ、早期の黒字化を図る」(朝日)。円安もたっぷりと追い風になって「こんなに儲かっていいのか」(ホンダ幹部)と笑みをこらえながら語っていたほどだ。

《福田俊之》

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