スズキと川崎重工業は22日、2月から二輪車の相互OEM(相手先ブランドによる生産)供給を開始すると発表した。スズキは川重製の250ccスポーツバイクとオフロードバイクを2月に発売する。また川重は3月にスズキ製の250ccおよび150ccスクーターを発売する。
スズキ・川重の二輪相互OEM供給は昨年8月に発表した。大型スポーツバイクを除く分野で相互OEMを進めるというもので今回の新商品はその第一弾ということになる。
スズキが供給を受けるのは250ccスポーツモデル『バリオスII』と、オフロードモデル『ディートラッカー』。それぞれスズキ『GSX250FX』と、スズキ『250SB』の商品名で発売する。川重はスズキの『スカイウェイブ250タイプS』を『エプシロン250』、『アヴェニス150』を『エプシロン150』の商品名で発売する。両社ともそれぞれ年間2400台を販売する計画だ。
相互OEMは開発・生産面などでコスト削減効果が大きい。両社は今後も「大型スポーツバイクを除くニッチな商品で出きるだけOEMを拡大していきたい」(鈴木修・スズキ会長)という方針だ。