市場調査会社のJDパワーは7日、ディーラー経営者422名を対象に、自動車メーカーやインポーターに対する満足度調査を実施した結果を明らかにした。
メーカー別のランキングでは、7年連続でトヨタが総合1位を獲得した。ディーラーへ対するメーカーの対応や、販売促進、新車発注などの面で評価が高いものの、肝心の商品力でのみポイントを落すなど、今のトヨタのラインナップがディーラー経営者からは必ずしも受け入れられていないという状況が見えるという、興味深い点も明らかになった。
トヨタが落した「商品力」のファクターでトップの座を射止めたのは総合2位のホンダ。SUV分野での好調がそのまま高い評価につながっていると見られるが、売れるクルマ=良いクルマとしかディーラー経営者が見ていないのだとしたら、それはそれで問題かもしれない。
3位にはボルボがランクインしているが、他の海外メーカーはディーラーからのサンプル回収数が少なく、ランキングから除外されていることもあり、真の評価と言えないのは残念だ。