気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2001年6月12日付
●ディーゼル車に使う軽油販売会社の元社長脱税容疑で逮捕へ(朝日・1面、関連記事39面)
●2001朝日ソーラーカーラリーIN神戸の出場者募集開始(朝日・16面)
●国土交通省、高速道路、ETCなら割引へ(毎日・8面)
●トヨタカードがモデルチェンジ、特典増加でキャッシュバックも(毎日・25面)
●いすゞ、宅配業者向け専用トラック販売へ(読売・8面)
●ワーゲン日本法人社長にホンダ出身の梅野副社長昇格(読売・11面)
●マツダ、来年度の定期採用で技能系は50人採用予定(産経・7面)
●トヨタの箱型ミニバン「bB」に荷台を付けた「オープンデッキ」発売へ(東京・9面)
●中古車リース大手のオリックス・オート・リースがニフティと提携し、ネット競売開始(日経・11面)
●エクソンモービル、ガソリンなどの新ブランド「シナジー」に統一(日経・13面)
ひとくちコメント
赤く点灯した左後部のテールランプだけを中央に大きく浮き上がらせたカラー刷りの全面広告が、きょうの各紙に掲載されている。クルマの外観のラインなどはぼやけていてはっきりわからない。
最近は悲惨な事件が多くパトカーや救急車の緊急警報ランプを連想させるような広告デザインだが、よく眺めると紙面の下段に小さな活字で「6月18日。いよいよスカイラインが生まれ変わる」——こんな書き出しで、「私たちだけがつくれるこのクルマの真価を、あなたと世界に問いかけます。常識は、変わるためにある」と、わずか3行のキャッチコピーとワインカラーで「SKYLINE」、その横に「NISSAN」のロゴマーク。
新車の新聞広告は毎日のように掲載されているが、発表前に予告広告を載せるのも珍しい。きょうの全国紙6紙の広告料だけでも推定1億円は超えるだろう。広告だからコピーもデザインもスポンサーの裁量で制作できるが、果してこの広告でそれだけのインパクトを期待できるかどうか……。