軽のシェア争いが激しさを増している。全国軽自動車協会連合会が1日に発表した2月の軽自動車新車販売台数速報によると、スズキ、ダイハツのシェアが1ポイント差まで詰まってきた。
軽トップのスズキと、2位ダイハツの2月の軽自動車市場に占めるシェアは、それぞれ30.2%と29.2%で、その差はなんと1%。スズキとのシェア争いで常に2〜3%の差を付けられているダイハツだが、この月はスズキに肉薄した格好。とくに、乗用車部門では0.1ポイント差にまで迫り、まさに僅差の争いとなった。
ダイハツは1991年2月にスズキを抜いてシェアトップを獲得したことがあり、この2月が10年ぶりの返り咲きのチャンスだった。しかしスズキもトップとしてのプライドがあり、得意な商用車の分野で攻勢をかけ業界トップの牙城を守った格好だ。