全体相場が反発し。自動車株は、総じてしっかり。この日注目されたのは、富士重工業の動き。前日比18円高の862円で高値引けとなった。GMとの提携でフィリピン市場に参入する旨を発表したことが、市場で好感された。
フィリピンでの販売網構築に乗り出したGMに対し、SUV『フォレスター』を供給するというもの。アジアの他地域でも提携関係が見込めるとの読みから、買い注文が相次いだ。前日の日産ディーゼル同様、市場全体で個別企業の材料を重視する傾向が強まっている。
スズキが、前日比36円高の1369円と急反発。大和総研では前日、投資判断を最上位のAと評価している。同じく、日興ソロモンに続いて外資系のゴールドマン・サックスが投資判断の評価を引き上げたマツダも、前日比4円高の329円と小幅ながら続伸した。業績悪化で売られたホンダも、3日ぶりに反発。
一方、日産自動車は前日比6円安の702円と、小幅ながら3日続落。700円台を守れるかどうかが焦点となってきた。