
【シトロエン C5 試乗】とろけそうな世界…森口将之
見た目はBMWっぽい感じもする新型『C5』。でも全長以上にホイールベースを伸ばし、幅を広げる代わりに高さを低めて、かつての『エグザンティア』や『BX』に似たスマートなプロポーションを取り戻している点も見逃せない。

【プジョー 308SW 試乗】しなやかというよりしっとり…森口将之
ガラスルーフを持つ5+2シーターワゴンというコンセプトは前作『307SW』と共通。ホイールベースをハッチバックより100mm伸ばしたプラットフォームも、基本は旧型と同じだ。それゆえに、作り慣れているなあという印象。2代目にして早くも定番商品の雰囲気が伝わってくる。

【VW ティグアン 試乗】ライバルがヤル気をなくす…森口将之
いかにもフォルクスワーゲンらしい実直商品。高めのフロントシートと四角いボディで見切りはバツグンにしやすいし、リアシートは広さも角度も文句なしで、先代から前席優先のパーソナルカー傾向を強めた『ゴルフ』に快適性で差をつけている。

【ホンダ フィット 試乗】疑問もあるが不満はない…木下隆之
販売的に大成功した初代『フィット』と基本コンセプトに違いはない。だがそれだけに、すべての点で確実に進歩しているのが特徴だ。

【ポルシェ 911タルガ4/4S 試乗】“通”が選ぶ…金子浩久
2007年から08年に掛けて、ポルシェは急速な勢いでエンジンのガソリン直噴化とトランスミッションの“PDK化”を進めている。PDKは恐ろしくスムーズで、速く変速し、その上とても賢い。

【スバル フォレスター 試乗】乗り心地はトロトロン…こもだきよし
まろやかな乗り味になり、スバル『フォレスター』が高級になった感じだ。これまでの荒さはなく、路面の凹凸をうまくいなしてトロトロンと通過するから乗り心地がよくなった。タイヤが凹凸に当たる音もしないし、いわゆるゴツゴツ感がないから快適なのだ。

【ジャガー XF 試乗】一気にモダナイズ…金子浩久
ジャガー『XF』は、ジャガー社の命運を握っている。XFのれ行きによって、今後のジャガー社の行方が決まる。トップモデルの『XJ』がアメリカで期待外れの不振に陥っている状況にあって登場したのが、XFだ。

【シトロエン C5 試乗】大型船のような乗り心地…金子浩久
ハイドロニューマチック・サスペンションを採用したシトロエンの走りっぷりには独特のものがある。まるで大型船に乗っているかのようにフラットな乗り心地は、他のどんな高級車にも似ていない。

【マツダ アテンザ 試乗】全方位進化でキャラクター薄まる…島下泰久
初代マツダ『アテンザ』は快活な見た目と走りで30 - 40歳代の若いユーザーに支持されたが、新型はそれに加えて、セダン購買層の中心である50歳代以上まで取り込むことが至上命題とされたという。

【スズキ ワゴンR スティングレー 試乗】こういう商品企画は役割を終えた…金子浩久
『ワゴンR』の内外装をイジッたバリエーション。スティングレーと聞けば、誰でもシボレー『コルベット』を思い出すが、スズキがGM傘下にあった時なら笑って済ませられたが、もはやそうではないのに引き摺って命名しているセンスと姿勢を疑う。