コンパクト・クロスオーバー、『CX3』は最近のマツダ車のセオリーに則ってクラスを超えたプレミアム感を待たせている。
『グレイス』は『フィットハイブリッド』の基本コンポーネンツを用いて作られた4ドアセダン。4440mmの全長に1695mmの全幅を持つ5ナンバーサイズで、110馬力の1.5リットルエンジンと29.5馬力のモーターを組み合わせたパワーユニットが積まれる。
今度の『マスタング』はスタイリングを一新して、先代モデルよりもモダナイズされた。全体的にシェイプアップされ、マッチョさを誇張しないところが21世紀的だと思う。
5代目にあたる『レジェンド』は、3.5リットルのV6エンジンを搭載。モノグレード展開で登場した。
マツダのコンパクトクロスオーバー『CX-3』、その最も明確なチャームポイントはスタイリングだろう。そう、見るからにスタイリッシュ、もっとシンプルにいえばカッコいい。
『アルト』のスポーツモデルである「ターボRS」グレードの試乗を箱根のワインディングロードで行った。マニュアルミッション車は存在せず、ロボATのAGSのみの設定となっている。
ホンダは、4月上旬発売予定の軽ミッドシップスポーツ『S660』のプロトタイプ試乗会を実施。6MTとパドルシフト付きCVTの“走り”を体感すべく、袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県)を3~4周走行。「走る、曲がる、止まる」の一瞬一瞬すべてが「楽しい!」と感じた。
まず好感を抱いたのはモダンなフォルム。2011年の東京モーターショーに展示されたコンセプトカー『EVスター』ほぼそのままだ。
『S660』は実質的には『ビート』の後継車と言われているが、私の目には開発者自らが乗って楽しいクルマを軽自動車規格に合わせて作り込んだスーパーカーに映る。
袖ヶ浦フォレスト・レースウェイのピットロードを軽く加速し、1コーナーでステアリングを切ると、『S660』のノーズはスッとインを刺した。
本当に敵はいないのか? 1月26日にフルモデルチェンジを行なったトヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』。今回でアルファードは3代目、ヴェルファイアは2代目となるが、日本のLLクラスミニバン市場を牽引し発展させてきたクルマであることは誰もが認めるところだろう。
ホンダ『S660』は『S2000』以来実に久しぶりにホンダが世に送り出したスポーツカーであり、いうまでもなく軽規格のスポーツカーでもある。で、結論からいうと、それは僕の想像していた以上に魅力的なクルマだった。
センセーションを巻き起こした『ビート』の再来と言えるミッドシップのオープンスポーツがホンダ『S660』だ。発売を前に、その最終プロトタイプに乗る機会を得た。
2~2.5リットルクラス、ヨーロッパ流に言えばDセグメントの国産セダンは、完成度の高い車種が多い。国内ではあまり販売台数が稼げないが、グローバルでは主力車種のひとつであり、クルマの出来が販売に直結することが大きそうだ。
実車を目の前に印象的だったのは、圧倒的な存在感、質感だった。「本当に軽の枠!?」と目を疑いたくなる堂々とした佇まいは、ロータス『エリーゼ』を横に並べても決してヒケをとらないはずだ。