米国株式の反落を受けてやすく始まったが、年金資金の買いに対する期待から全体相場は4日続伸。円相場は1ドル=130円台半ばに上昇したが、自動車株は上げる銘柄が目立った。
米国株式の急伸を受けて、全体相場は3日続伸。米国企業の好決算が続いており、自動車株は全面高となった。この日は、計3社が出来高ベストテン入り。
いすゞは、小型トラック『エルフ』のCNG(圧縮天然ガス)車とLPG(液化石油ガス)車について、積載量2トン以上のトラックにHSA(坂道発進補助装置)を標準装備するなどの商品性向上を図るが、これまでより15%以上安い価格で販売することを明らかにした。
いすゞは新型フラッグシップSUV『アセンダー』をニューヨークショーで発表した。2003年型として今年後半から販売予定。『トルーパー』(日本名『ビッグホーン』)を大型化、同時に上級移行してモデルチェンジすることになる。
日野自動車は3日、4月1日付けの組織改正で「バス事業統合準備室」を設置したと発表した。いすゞ自動車とのバス製造事業統合を推進する。昨年6月の蛇川忠暉新社長就任以降、統合事業の推進を一時棚上げしていたが、今年1月に再開を宣言している。
2001年度の普通トラック(積載量4トン以上)販売実績は前の年度にくらべマイナス2.3%と2年ぶりに前の年度を下回った。景気回復が遅れ年度末の追い込みでもプラスを確保できなかった。
男子バスケットスーパーリーグ決勝で、トヨタ自動車はいすゞ自動車を破って、優勝を果たした。トヨタは創部から55年目にして初優勝、これに対していすゞはこれで解散することが決まっており、有終の美を飾れなかった。
いすゞ自動車は、一般社員の基準内賃金について4月から一年間、平均で7%カットすることを労働組合に提示した。経営再建中の三菱自動車工業も半年間、定期昇給を凍結することが決まっている。
売り買いが交錯したが、最終的に全体相場は小反発。自動車株は高安まちまちとなった。トヨタ自動車が前日比90円高の3760円と上げ、マツダ、富士重工業もしっかり。
反発して始まったが、利益確定の売り、持ち合い解消の売りに押され全体相場は続落。1ドル=134円台に円安が進行したが、自動車株は高安まちまちとなった。日産自動車が、前日比14円高の816円と続伸。
自動車メーカーの労働組合が13日、今年の賃上げ・年間一時金要求を一斉に会社側に提出した。自動車は春闘相場のリード役として注目されており1カ月後の集中回答日まで労使の攻防が展開される。