富士重工業といすゞ自動車は、米国での合弁生産会社SIA(スバルいすゞオートモーティブ)のいすゞの株式全額(49%)を富士重が買い取り、2003年1月1日から完全子会社化する。株式の買収金額は契約後の12月中旬に発表する。
米国株式の上昇を受け高く始まったが、金融政策の先行き不透明感、主要企業の業績発表を控え模様眺め気分が台頭。売り先行の動きに変わり、結局は反落して引けた。自動車株は高安まちまち。
いすゞ自動車は23日、マイクロバス『ジャーニー』を改良し発売した。安全性、乗り心地を向上するとともに装備の追加を行うなど商品力を向上した。
相変わらず米国市場を気にした展開。前日の米国株式が急反発したことを好感し、全体相場は反発。もっとも、午後の日銀政策委員会で「当面の金融政策は現状維持」とされたことで、平均株価は90円程度の上げ幅にとどまった。自動車株は買い戻しが入り全面高。
米国株式の大幅反落を嫌気し、全体相場は売り先行でスタート。年金資金とみられる買いに下げ幅を縮小したが、依然先行きは許さない状況にある。自動車株は軒並み安。いすゞは売り圧力が収まらない状況だ。
米国株式が5日ぶりに反発したことを受け、続伸してスタート。しかし景気の先行きに対する不透明感から海外投資家とみられる売りが膨らみ、全体相場は急反落。平均株価は再びバブル後最安値を更新した。自動車株も全面安。
前日の大幅安の反動で個人投資家を中心とする買い戻しが入り、全体相場は反発。ただし好材料が見当たらないだけに、上げ幅は小幅にとどまった。自動車株は総じてしっかり。
米国株式の大幅高を受け反発して始まったが、不良債権の加速化による景気低迷を警戒する見方が強まり、全体相場は3日続落。平均株価は9月4日に付けたバブル崩壊後の最安値を更新した。自動車株は高安まちまち。
日野自動車といすゞ自動車はバス事業統合に向けた準備会社「ジェイ・バス」を1日付けで設立した。日野といすゞはそれぞれのバス子会社と同準備会社を来年10月をめどに合併し新会社を発足する。
米国株式の大幅反落を嫌気し、全体相場は反落。竹中財政担当相が金融相兼務となったことで不良債権問題解消の加速化が期待されたが、就任記者会見で金融機関への公的資金注入の具体策を明示しなかったことで、市場の失望感を誘っていた。自動車株も全面安。
日野自動車は30日、100%子会社である日野車体工業を10月1日付けでバス事業会社とトラック架装事業会社に分割すると発表した。来年予定しているいすゞ自動車とのバス事業統合に向けた基盤を整える。
いすゞ自動車は26日、積載量0.75−1.5トンクラスの小型トラック『エルフ100』を一部改良し同日から発売すると発表した。全車平成12年騒音規制に適合するとともにパワーウインドーを標準装備するなど利便性を向上させた。
いすゞ自動車は24日、使用中のトラック・バスが国や自治体の排出ガス規制に適合するかなどを診断する「エコソリューションプラン」を同社Webサイト上でも開始すると発表した。いすゞ車はもちろん他銘柄車も診断できる。25日からサービスをスタートする。