NYダウの1万ドル台回復を受け、全体相場は大幅続伸。前日に引き続き、自動車株も上げる銘柄が目立った。日産自動車が7日続伸し、マツダが一気に400円台。
米国株高を好感し、全体相場は3日ぶりに反発。円相場が1ドル=128円台に軟化したため、自動車株に人気が集中した。日産自動車の勢いが衰えない。
いすゞ自動車は、2002年3月期連結決算の通期業績予想が、昨年11月発表したものと比べて、経常損益が80億円マイナスとなり、20億円の赤字に転落するなどの業績の下方修正を発表した。
いすゞ自動車は、朝日新聞14日付け朝刊で「ディーゼルエンジン部門分社化」などと報じられたことに対し、これを否定するコメントを発表した。
主要企業の好決算が出たが、商いは盛り上がらず全体相場は小幅続落。円高が1ドル=128円台に進行し、3月の自動車生産台数は2カ月ぶりのマイナス、2001年が2年ぶりの1000万台割れとなったが、自動車株は総じてしっかり。
企業業績への回復期待が根強く、全体相場は小幅ながら続伸。円相場が前日のNY市場で一時1ドル=129円台を付けたことが嫌気され、自動車株は軟調な動きが目立った。
米国株式の反落を受けてやすく始まったが、年金資金の買いに対する期待から全体相場は4日続伸。円相場は1ドル=130円台半ばに上昇したが、自動車株は上げる銘柄が目立った。
米国株式の急伸を受けて、全体相場は3日続伸。米国企業の好決算が続いており、自動車株は全面高となった。この日は、計3社が出来高ベストテン入り。
いすゞは、小型トラック『エルフ』のCNG(圧縮天然ガス)車とLPG(液化石油ガス)車について、積載量2トン以上のトラックにHSA(坂道発進補助装置)を標準装備するなどの商品性向上を図るが、これまでより15%以上安い価格で販売することを明らかにした。
いすゞは新型フラッグシップSUV『アセンダー』をニューヨークショーで発表した。2003年型として今年後半から販売予定。『トルーパー』(日本名『ビッグホーン』)を大型化、同時に上級移行してモデルチェンジすることになる。
日野自動車は3日、4月1日付けの組織改正で「バス事業統合準備室」を設置したと発表した。いすゞ自動車とのバス製造事業統合を推進する。昨年6月の蛇川忠暉新社長就任以降、統合事業の推進を一時棚上げしていたが、今年1月に再開を宣言している。
2001年度の普通トラック(積載量4トン以上)販売実績は前の年度にくらべマイナス2.3%と2年ぶりに前の年度を下回った。景気回復が遅れ年度末の追い込みでもプラスを確保できなかった。