年度末の駆け込み需要からの反動もおさまり、リスタートとなった2015年のカーナビ商戦。各社の夏モデルは、車種専用/大画面モデルの登場に加えて、スマートフォンのマルチタッチやクラウド音声認識を取り入れた先進UIがトレンドとなった。一方スマートフォンの急速な普及と性能向上に伴い、ナビアプリも特に描画回りで大幅な進化を遂げている。ドラレコ付PNDやヘッドアップディスプレイ(HUD)対応ナビアプリなど、ナビの形態も多様化。これら最新カーナビの主要機能やインプレッションなどワンストップでお届けする。
ポータブルナビのトップシェアを持つ『ゴリラ』がパナソニックブランドに生まれ変わって新登場した。2011年の夏に登場した新モデルは13機種を数え、ラインナップも入門機から本格AV機能を持つハイエンドまで、あらゆるニーズに応える品揃えだ。
パナソニックと三洋電機の合弁に伴い、カーエレクトロニクスも両社の部門が統合された。ポータブルナビ(PND)についてはトップシェアを持っていた三洋の「ゴリラ」ブランドを継続し、AV一体機についてはパナソニックの「ストラーダ」シリーズという2ブランド体制となる。
2009年に登場したパナソニックのAV一体ナビのベーシックライン『ストラーダ Sクラス』。初のモデルチェンジで筐体デザインの変更やエンタメ用のSDHCカードスロットの追加など、かなり大がかりな刷新となった。新モデルの狙いを商品企画チームの坂本佳隆氏に聞く。
パナソニックのSDナビゲーションシステム『ストラーダ Sクラス』の最新モデルが『CN-MW250D』と『CN-MW150D』だ。MW250Dがフルセグ対応、MW150Dはワンセグ対応の2DINモデルだ。
操作系で採用したツートップメニューは、従来より使いやすさで高い評価を得ているパナソニックならではのメニュー。最初の手順でナビとAVの二つが表示され、そこから操作したいモードへと入っていける。
パナソニックのSDカーナビゲーションシステム『Sクラス』の2010年モデルが『MW250D』『MW150D』だ。従来モデルと比較してブラックパネルとなり、エンタテイメント機能が大幅に拡張されるなど、その中身は変身を遂げていた。
PNDのVICSと言えば手軽なFM-VICSが多いが、本機ではBluetooth接続した携帯電話で渋滞情報を取得する「オンデマンドVICS」を採用している。
GUIは2010年秋にフルモデルチェンジを果たした『AVN Lite 110M』でどのような変更が施されたのか。
JDパワーが実施する市販ナビ顧客満足度調査で2年連続トップを得ているカロッツェリア『サイバーナビ』。この夏に登場した2010年モデルは、国内市販カーナビゲーションとして初の機能となる「エコ・ルート探索」をひっさげて登場した。
カロッツェリアのPND(パーソナル・ナビゲーション・デバイス)の主力ブランドとしてすっかり定着した『エアーナビ』。この夏に登場した新型モデル『AVIC-T07』『AVIC-T05』シリーズは、従来モデルのネガつぶしを徹底すると共に、更なる高性能化も図った。
GARMINの2010年夏の新機種は、5インチの『nuvi1460』と4.3インチの『nuvi1360』の2モデル展開。画面と本体サイズ以外の機能についてはすべて同一で、定評の高感度GPSエンジン、4GBの内蔵メモリ、WQVGAのタッチスクリーン、駆動時間3時間以上の内蔵リチウム電池を搭載する。
サイバーナビが新たに目指したのは、目的地まで早く到着することに加え、「燃料消費量やCO2排出量の少ないルートで走行する」ということだ。新たに採用された機能は「エコ・ルート探索」。
PNDといえば、これまでは「簡易ナビ」と位置づけられてきたがが、パイオニア・カロッツェリア『エアーナビ AVIC-T07』は、AV関連の機能を除けばフルナビに近い性能を持つ高機能ナビゲーションだ。
クラリオンの主力AV一体型ナビゲーション『スムーナビ』がこの夏、大変身を遂げて再登場した。設立70周年の節目に登場した新型機開発の狙いを、AV/NAVI商品企画グループの清水健良氏、商品開発室の野口岳則氏、デザイン部の八尋隆生氏、3名の開発者に話を聞いた。
クラリオン『Drivtrax P10』は、同社製PNDの最新モデル。ARM系の高速CPU(クロック数600MHz)を搭載しており、操作のレスポンスは既存モデルよりもスムーズになっている。