年度末の駆け込み需要からの反動もおさまり、リスタートとなった2015年のカーナビ商戦。各社の夏モデルは、車種専用/大画面モデルの登場に加えて、スマートフォンのマルチタッチやクラウド音声認識を取り入れた先進UIがトレンドとなった。一方スマートフォンの急速な普及と性能向上に伴い、ナビアプリも特に描画回りで大幅な進化を遂げている。ドラレコ付PNDやヘッドアップディスプレイ(HUD)対応ナビアプリなど、ナビの形態も多様化。これら最新カーナビの主要機能やインプレッションなどワンストップでお届けする。
今秋発売されたパナソニック『ストラーダポケット』CN-MP250/MP180MP150シリーズの特徴のひとつに、8GBのマイクロSDに格納された25mスケールの市街地地図がある。4時間駆動が可能というバッテリーによって、車載カーナビだけでなく歩行者ナビとしても使える。
この秋、パナソニックのポータブルカーナビ『ストラーダポケット』の新ラインナップ(CN-MP250/MP180/MP150シリーズ)が登場した。新モデルでは定評のナビ機能をブラッシュアップしつつ、使い勝手の向上で実用度をさらに増している。
新型ストラーダ・ポケットでもう一つ見逃せないのは、歩行モードとして使える「おでかけウォーク」を採用したことだ。
「迷いまセンサー」「おでかけストラーダ」など魅力的な機能を備えてポータブルナビ市場で存在感を発揮したパナソニック『ストラーダポケット』。この秋、地図データを8GBに容量アップし、車載取付スタンドを待望の吸盤式にした新型モデルを投入した。
日本における高機能ナビの先頭を走りづけてきたカロッツェリア『サイバーナビ』。そのサイバーナビが、今年もハイエンド機にふさわしい先進機能を携えてモデルチェンジを果たした。
ケータイ版『いつもNAVI』のサービス/アプリは、ドコモ、ソフトバンクに提供していたが、これらに加えて、6月にau版BREWアプリをリリース。ひとつのブランドで提供するケータイ向けナビサービスとしては初めて3キャリア対応を果たした。
地図作成の最大手といえばゼンリン。そのケータイ向けサービスはdocomo用の「ゼンリン地図+ナビ」、ソフトバンク、au用の「ゼンリンいつもナビ」があったが、その名称が「いつもNAVI」に統一された。
ゼンリンデータコム『いつもNAVI』のユニークな点が操作の順序。このソフトには最初にカーナビや徒歩ナビといった機能を選ぶメニューがない。まず目的地を探してからその後の行動を選べるようになっており、これはたしかに理にかなっている。
ゼンリンデータコムはこれまでPCやケータイ、スマートフォンなどに地図/ナビゲーションサービスを複数のブランド名で提供していたが、この5月にそれらのブランド名称を『いつもNAVI』に統合した。
ゼンリンデータコムが提供する地図・ナビゲーションションサービスの統一ブランドが「いつもNAVI」。マルチプラットフォームで多機能ナビゲーションを展開する同社の戦略とデジタル地図メーカーとしての展開について、サービス企画部部長上野弘貴氏に聞く。
日本における高機能ナビの先頭を走りづけてきたカロッツェリア『サイバーナビ』。そのサイバーナビが、今年もハイエンド機にふさわしい先進機能を携えてモデルチェンジを果たした、スマートループに代表されるオンライン機能を中心に写真でお届けする。
カロッツェリア『AVIC-T20』は、ウィジェットを初めとする新機能と高性能を携えた通信機能搭載ポータブルナビ『エアーナビ』の新モデルだ。優れた自車位置精度、スマートループ渋滞情報によるルート品質など、定評の基本機能に更なる磨きをかけている。
インクリメントPのNTTドコモ端末向けカーナビアプリ『MapFanナビークル』がバージョン“3.5”に進化した。機能向上の目玉は、軌跡情報(GPSログ)が取得可能になったこと。バージョン3で横画面に対応し、助手席カーナビとしての使い勝手をさらに向上させている。
NAVITIMEのサービスとしては乗換案内+徒歩ナビとクルマルート提供を組み合わせたドアtoドアナビの「トータルナビ」の知名度が高いが、マイカー移動向けの助手席ナビサービスとして着実に支持を広げているのが「ドライブサポーター」(月額315円)だ。
アルパインから新たな上級2DINナビシステム『VIE-X08』が登場した。充実のナビゲーション機能と、より魅力を増したAVスペック、そしてテレマティクスにも対応と、ハイエンドと呼ぶにふさわしい機能群を取り入れたアルパインの力作だ。