
【池原照雄の単眼複眼】EVの弱点をテレマティクス技術で補う リーフ
日産自動車が今年12月に日米で発売する電気自動車(EV)『リーフ』の試作車に試乗した。ほぼ最終仕様となった試作車は、スムーズな加速や静粛性といったEVならではの走行性能を引き出し、乗る楽しさを存分に実感できる仕上がりとなってきた。

【池原照雄の単眼複眼】車検獲得にも狙い---三菱の保証延長
三菱自動車工業が6月5日から保証期間を国内メーカーではもっとも長くした新保証制度を導入した。リコール問題以降、低迷している国内販売をテコ入れするとともに、車検整備の獲得による販売会社の体質強化にもつなげる。

【池原照雄の単眼複眼】「補助金」のラストスパートに入った国内販売
6月になって自動車各社の国内販売部門ではムチが入ってきた。9月のエコカー補助金終了までに残すところ4か月になったからだ。

【池原照雄の単眼複眼】豊田社長、テスラに創業期の自社を重ねる
トヨタ自動車と米電気自動車(EV)ベンチャーのテスラモーターズとの提携は、予想できなかった驚きの組み合わせだ。トヨタにとってEV開発の加速もさることながら「ベンチャー企業のチャレンジ精神を学ぶ」(豊田章男社長)ところにも大いなるメリットがある。

【池原照雄の単眼複眼】非常識な混流生産に挑むトヨタ
トヨタ自動車がグローバル生産体制の再構築を進める。中国、インドといった新興諸国で能力増を図る一方、余剰となっている日本はライン統合などにより適正化を急ぐ。

【池原照雄の単眼複眼】「収益力」に再挑戦…富士重工、次期中計は中国が課題
富士重工業(スバル)の森郁夫社長は7日の決算発表の席上、2011年度から取り組む次期中期計画の「ビジョン」として「営業利益率8%以上の定常的な確保」を掲げた。

【池原照雄の単眼複眼】「次はHV」とするユーザーが3分の1になった
新モデル投入に減税・補助金の援軍もあって09年度は、日本でハイブリッド車(HV)が本格普及段階に入った。ユーザーの関心も一気に高まっており、次に買い換える際はHVにしたいというユーザーがほぼ3分の1に達していることが分かった。

【池原照雄の単眼複眼】期待値は「中くらい」のトラック規制特需
ディーゼル車の新しい排ガス規制である「ポスト新長期」に対応した大型トラックが相次いで発売される。国内需要のドン底にあえぐトラック業界にはこの規制前の駆込み需要などで流れを変えたいところだが…。

【池原照雄の単眼複眼】ルノー・日産とダイムラー、シナジー効果は未知数
仏ルノー・日産自動車連合と独ダイムラーがコンパクトカーの共同開発やエンジンの相互供給などで協業を進めることになった。「お互いの義務を確認するため」(カルロス・ゴーン日産社長)少量だが株式も持ち合い、長期かつ幅広い事

【池原照雄の単眼複眼】「ネズミ1匹」分、自動車重量税が下がった
4月から自動車重量税がちょっぴり軽減された。民主党がマニフェスト(政権公約)の柱に掲げていた重量税、自動車取得税、ガソリン税などの暫定税率撤廃が見送られるなかで、重量税だけは少し色を付けた。まさに大山鳴動してネズミ1匹だ。