
【池原照雄の単眼複眼】「西軽高・東登低」で進む生産復興
東日本大震災で被災した自動車メーカーや部品メーカーの事業所では大型連休返上の復興作業が続けられた。それでも自動車各社は「需要があるのに作れない」(三菱自動車工業の益子修社長)という忍の時が続く。

【池原照雄の単眼複眼】中国メーカー、EVからPHVへの素早い転身
上海モーターショー11に出品された中国メーカーの環境対応車は、プラグインハイブリッド車(PHV)が際立っていた。電気自動車(EV)一色となっていた1年前の北京モーターショーとは様変わりだ。

【池原照雄の単眼複眼】上海モーターショー、激戦前夜の熱気
世界のありとあらゆる車がこの国では買える。上海モーターショーの全会場を巡っての印象だ。無いのは日本の軽自動車とインドなど新興諸国の民族系ブランドくらいである。

【池原照雄の単眼複眼】かつてない権限委譲に踏み切ったスズキ会長
東日本大震災によって国内自動車工場の大半が生産停止を余儀なくされるなか、新しい決算期となる2011年度が幕開けした。自動車メーカー各社では意思決定の迅速化を狙いとする役員体制の刷新や開発の強化策などが動き始めた。

【池原照雄の単眼複眼】容易ではないが「日常」を取り戻すこと
自動車生産の本格復帰は、震災から3週目に入った現在も「メドが立たない」(トヨタ自動車)状況にある。これだけ長期の生産停止は2次大戦の戦時下や終戦時以来である。

【池原照雄の単眼複眼】自工会、1枚岩でのサプライヤー支援に着手
日本自動車工業会は、東日本大震災で被災した部品メーカーの復興支援に取り組むため「サプライヤー支援対策本部」を立ち上げた。

【池原照雄の単眼複眼】東日本大地震、自動車産業に第3の衝撃波
東日本大地震は、自動車産業にとって2008年の金融危機、昨年来の急激かつ大幅な円高に次ぐ、第3の衝撃波となる。

【池原照雄の単眼複眼】単なる“派生”ではない プリウス のミニバン
トヨタ自動車は4月下旬に『プリウス』のミニバンモデルを日本で発売する。そのプロトタイプが『プリウス・スペースコンセプト』として公開され、試乗する機会を得た。国内向けは5人乗り2列シートと7人乗り3列シートが投入される。

【池原照雄の単眼複眼】「兼・本部長」でスピード追求…ホンダ伊東社長
ホンダとトヨタ自動車が経営体制の見直しに踏み切る。いずれも取締役を大幅にスリム化し、意思決定の迅速化を最大の狙いとする。新興諸国市場の台頭という世界の需要構造の激変をキャッチアップするため、小ぶりで機動的な取締役会に改める。

【池原照雄の単眼複眼】“真っさら”が革新を生む…トヨタ18年ぶりの新工場
床面には古い工場独特の油染みたテカりはなく、各種のロボットもピカピカだ。新しい工場の見学といえば海外が多かったので、一瞬どこかの新興国に居るような錯覚にも陥った。